理学療法士の海馬

新人理学療法士だった僕に伝えたいこと

評価

握力の測り方と測定意義

姿勢 測定回数 最大値か平均値か? 日本人の年代別平均値 姿勢 端座位で,肩内転位,肘は90度屈曲,前腕と手首は中間位 (Fess EE, American Society of Hand Therapists, 1981).近位指節間関節 (第2関節) が90度屈曲位. 測定回数 参加者の25%は,2回目か3…

血液ガスの理解に役立つシートを作ってみた

今まで血液ガスのデータを見て,「あー二酸化炭素溜まってるな」「酸素下がってきたな」程度しか診れてなかったので,一念発起. 田中竜馬先生の「竜馬先生の血液ガス白熱講義150分」を読んでシート作成. これで,より患者さんの病態が理解できるはず! 印…

大腿骨近位部骨折術後のリハビリで知っておくべきレントゲンの知識

sliding、telescopingという概念を知っておく sliding、telescopingの量を把握しておく sliding、telescopingは身体機能に影響するか? sliding、telescopingという概念を知っておく γ-nailやCHS (Compression Hip Screw) ではカットアウトを避けるために、…

下肢長・脚長差の意味を考える

3cmまでの脚長差は代償可能と言われる所以 実際には、脚長差3cm以内でもインソールを検討すべし 3cmまでの脚長差は代償可能と言われる所以 神先らは、下肢長に0.5cm以上の脚長差を有しない健常成人男性4名に対して、人為的に脚長差を作り出し、脚長差が0, 1,…

理学療法士が知っておきたいペースメーカーの知識

モードのアルファベッドが意味するもの 各モードの適応 DDDの設定 埋め込み型除細動器 (ICD: implantable cardioverter defibrillatior) 心臓再同期療法 (CRT: cardiac resynchronized therapy) リードレスペースメーカー(MICRAなど) モードのアルファベ…

ステロイドとリハビリ

ステロイドとは? 治療での使い方 経口ステロイド療法 ステロイドパルス療法 ステロイドの注意事項 副作用 易感染症 骨粗鬆症 糖尿病 消化性潰瘍 血栓症 精神症状 筋力低下 不整脈 副作用の時期 投与後数時間〜 投与数日〜 投与1ヶ月〜 投与3ヶ月〜 ステロイ…

歩行自立度の判定において,本当に評価しなければいけないこと

minimalzuhの見解 歩行速度とかTUGの数値に意味はない 自立度判定にはこの動作を評価しよう

輸血と理学療法

minimalzuhの見解 輸血による副作用のリスクは、1500〜6100単位に1回 輸血後は、蕁麻疹、発熱、呼吸状態、血圧変化に注意 輸血終了後は、時間を空けてリハビリを行う

下肢周径の意味を考える

minimalzuhの見解 測定誤差は5~7mm。計測は1mm刻みで 筋量の評価には補助的に 浮腫に対する治療の効果判定には有用 サルコペニアの診断には必要

認知症検査の使い分け:HDS-R、MMSE、MoCA-J

minimalzuhの見解 HDS-R、MMSEは認知症の、MoCA-JはMCIのスクリーニングに有用。 HDS-Rは動作性の評価がなく、片麻痺などを有する方にも使える。 英語論文を作るなら、迷わずMMSE